国民病予防
2015.4行間を  、題を左へ2列に
★★★☆☆
★★★☆☆
★★★☆☆
★★★☆☆
★★★☆☆
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◆◆◆
冬のライフス タイル
かぜ インフ ルエンザ
かぜ予防
うがいに勝るものなし
①30秒以上・5秒しか続かないなら6回
②のどの奥に入れるイメージ
③水道水・緑茶
起き抜け、食後、外出後、寝る前
ひき始めは治すチャンス、一時間おきにうがい 
(ウイルスを落とす・罹患期間を短くできる)
風呂に入ってもいい。出たらすぐ寝る。

インフルエンザ
=ウイルス 免疫力高める NK細胞 活性化
①笑う②ヨーグルトなどの乳酸菌(免疫細胞の7割、腸内) 

全国友の会 による賢く防寒
①1~2人の時は電気座布団[

②案外知られていないのが、羽毛布団は直接体にあて、そ
の上に毛布を掛けて寝るということ。空気を多く含む羽毛が体熱で温まり、毛
布がふたの役割になるとされる。これが当てはまるのはアクリルなど化学繊
維の毛布で、カシミヤなど天然繊維の場合は羽毛布団の下で良いという。
201312AS
◆◆◆
身体活動量 の増加
によるがん予 防効果
 2007NK
 がんにならないためには、禁煙、適度な飲酒、バランスのとれた食事、定期的
な身体活動・運動の継続(毎口約一時間の歩行などの運動と、週一回の活発な
運動)、適正体重の維持を心がけたい。
 身体活動量の増加によるがん予防効果が注目されている。特に、大腸がん、
閉経後乳がん、食道がん、子宮体がんの予防効果かおるという。
 歩行や運動、日常生活での身体活動が減るとインスリン抵抗性になり、過
剰に分泌したインスリンが細胞の異常増殖を促進させる。身体活動量が増
加すると筋肉の代謝能力が改善しインスリン分泌が正常になる。免疫機能も
増強され、腸内通過時間の短縮なども加わり発がんを防ぐ。
◆◆◆
男は血管、
女は筋骨
 2007NK 
 日本人の死亡原因は、がん、心臓病、脳卒中であり、これは男女にも高齢者に
も共通にあてはまっている。一方、高齢期では単に病気の有無だけではなく、
日々の生活かきちんと自立してできることが大切だ。この生活機能の自立こそ
が、高齢者の健康であることは、もう二十年以上も前に世界保健機関(WHO)が
宣言している。
 高齢者の生活機能すなわち健康を失う原因、要支援や要介護の状態となる
原因はなにか? 答えとなるデータは国民生活基礎調査などにある。それらに
よれば、高齢期の要介護の原因として、男性では圧倒的に「脳卒中」が多く
四割以上を占める。一方、女性では「脳卒中」は二割ほどで少なく、かわって「高
齢による衰弱・虚弱」、「転倒・骨折」そして「関節疾患」が約半数を占めてい
る。大まかにいえば、男性は血管の過剰な老化や病変が脳卒中をもたらし、要介
護状態の原因となるのに対し、女性では筋力の低ドや骨組穀症といった運動器
の老化や病変が、生活機能を低トさせる最大の原因なのである。
 となれば、男性は中年期から血圧に注意し、禁煙に励み、適正体重の維持
によって血管を若々しく保つことが重要である。一方女性は特に閉経以降、
衰えやすい足腰の筋肉や骨の健康に特段の配慮が必要だ。その意味でも男
女ともに積極的に運動を生活に取り入れることは理にかなっている。「男女七歳
にして席同じくせず」というが、「男女高齢にして仲良く運動せよ」である。
◆◆◇
性差、女性ホ ルモン
 2007NK
▼睡眠 
 更年期以降の女性の多くが抱える悩みの一つに不眠かおる。
 厚生労働省が二〇〇四年に実施した調査によると、「ここIヵ月間睡眠で休養が
十分とれたか」という質問に玉ったくとれていない」、または「あまりとれていない」
と不満を訴えた人の割合が、四十代までは男性の方が多いが、五十代を過ぎる
と女性の方が多かった。
 男性の場合、睡眠の質は三十代からじわりと悪化していく。深い眠りの量は少
なくなり、前立腺が肥大していくと夜中に目を覚まして睡眠が分断されるようにな
る。
 一方、女性は閉経によって不眠に耐える力が急激に弱まる。また、女性ホルモ
ンで保たれていたのどの筋肉の張りもたるむ。のどか狭くなっていびきで眠りあさ
くなるといった睡眠の質の低ドもあるようだ。
 広島大学の堀忠雄教授によると、睡眠の質は長年かけて少しずつ悪化していく
男性の方が実際ははるかに悪いという。六十五歳を過ぎると男性では深い睡眠
が全体の数%にまで減るが、女性だとI〇%程度までの減少でとどまる。女性は
更年期を境に突然、不眠に敏感になるため、一目脂の質」に不満をもつようにな
るようだ。
 ▼骨の病気
 国内に骨粗しょう症の患者は一千万人以上おり、七-八割が女性といわれる。
骨量は男女に関係なく四十歳をピークに年をとるとともに減っていくが、もともと女
性の方が少ない。さらに、閉経を迎えると骨の新陳代謝のバランスを保っていた
女性ホルモンが急に減り、カルシウムが逃げだし骨が弱くなりやすい。
 骨粗しょう症で一香気をつけなければならないのは、骨折だ。
 年とともに筋力が弱くなると足を上げないすり足歩きをしがちで、つまずきやす
い。もろい骨は転んだ衝撃で簡単に折れてしまう。そうなると勣けないのでますま
す筋肉が低下して、寝たきりから認知症へとつながりかねない。転倒は脳血管の
病気に次いで介護が必要な原因となっている。
◆◆◆「がんを防ぐ食事」 2006AS
 がんの原因の3割は食事と考えられています。早速メニューーを紹介したいとこ
ろですが実はよく分かっていないのです。
 複数の研究結果を踏まえた総合的な評価が必要です。それに基づき、例えば
大豆が乳がんリスクを下げるというデータについて、根拠の確かさを「確実」 「可
能性大」 「可能性あるがデータ不十分」という具合にランク付けをするのです。こ
うした評価により、03年にWHOが発表した、現時点で最新の食事指針をご紹介
します。
「確実」とされるのは、
運動すると結腸がんリスクが下がる、
肥満は直腸がん、乳がんなどのリスクを高める。
飲酒も口腔、咽頭、喉頭、食道、肝臓のがんと、乳がんによくない。
「可能性大」では、
野菜や果物が胃がんなどのリスクを下げる、
貯蔵肉の取り過ぎは大腸がんリスクを、
塩蔵品・食塩の取りすぎは胃がんのリスクを高める。
熱い飲みものは食道がんなどの危険を増す。
「可能性あるがデータ不十分」では、
大豆や食物繊維、葉酸、ビタミンなどの効果が挙げられています。
◆◆◆検診の有効性の現状
 PET(陽電子放射断層撮影)をCTと組み合わせると、がんの場所が正確に分
かります。普通は検診の対象外の小腸にがんがあるときなどに力を発揮します。
ただ例えば胃がん単独では内視鏡の方が診断率は上です。PETは1回で全身を
見られるのが長所です。
 がんセンターで最近1年間に検診を受けた3790人では、191人でがんが見つ
かりました。40歳以上なら20人に1人ぐらいの割合でがんを持っているのです。

 はどれがお勤め士というお話ですが、かかりやすいがん一の種類、検診が有効
だと確認されたがんを知る必要があります。男性でかかりやすいのは胃、大腸、
肺。女性では乳がん、大腸、胃、子宮、肺です。今、公費での検診はこれらが対
象になっています。
 何歳からどんな頻度で受けたらいいか。基本的には40歳以上が対象で、だい
たい年に1回ですが、女性の子宮類がんは20歳以上で2年に1回受けた方がい
いと言われます。乳がんも2年に1回です。
検診の有効性の現状
 がん検診は、対象とするがんの種類や手法によって有効性が異なる。森山さん
が紹介した現状は次の通り。
  【死亡率が下がる十分な根拠がある】
子宮順がんの細胞診
▽乳がんの視触診とマンモグラフィーの併用(50歳以上)
▽大腸がんの便潜血検査
  【死亡率が下がる相応の根拠がある】
乳がんの視触診とマンモグラフィーの併用(40代)
▽胃がんのX線検査
▽肺がんの胸部X線撮影と喀痰細胞診の併用
▽肝がんの肝炎ウイルス検査
  【死亡率が下がらないという相応の根拠がある】
乳がんの視触診単独
▽胃がんのヘリコバクター・ピロリ抗体検査
▽前立腺がんの直腸診
  【死亡率が下がるかどうか、根拠になる研究や報告がまだない(進行中)】
子宮体がんの細胞診、超音波経腔法
▽卵巣がんの超音波単独、超音波と腫瘍マーカーの併用
▽乳がんの視触診と超音波▽胃がんの血清ペプシノゲン検査
▽肺がんのらせんCTと喀痰細胞診の併用
▽肝がんの超音波
▽前立腺がんのPSA測定 2006AS
◆◇◇敏感性腸症候群 2007
男性は約1年前に退職。いまは朝5時から1時間ほど散歩する。「ストレスで交感
神経が緊張して過敏になった腸も、運動で和らぐ」と荒川さんに勧められた。
まじめで神経の紺やかな人がなりやすい。適度の運動などでストレスを解消
し、自律神経の失調状態をリセットする。その重要性を理解してもらうことが大
事なんです」と話す。
◆◇◇知覚過敏
 適切なブラッシング圧は一般に二百gとされるが、多くの人は五百g程度の圧
力で磨いているという。二百gは三本指で軽く押さえつける程度。料理に使うは
かりで一度体感してみるのもいい。
 正しく歯磨きをしていれば、だ液の働きなどで穴に「ふた」が作られ、一、二週
間で自然に治る場合が多い。「就寝時はあまりだ液が出ない。知覚過敏対策の
観点からも、食後はできるだけ早く歯磨きし、だ液を長時間歯に触れさせたほう
が治りやすい」と指摘する。
 歯磨き粉メーカー各社も、知覚過敏に対応した商品(医薬部外品)を販売してい
る。象牙質の穴に覆いを作る働きを助ける乳酸アルミニウムや、神経をにぶくし痛
みを和らげる硝酸カリウムを配合したものだ。2004NK
◆◆◆
緑内障
 だんだんと視野が狭くなっていく緑内障は、四十歳以上の二十人に一人が
かかっているといわれる。中高年が失明する原因としては糖尿病による網膜
症と並んで多い。自覚症状がなく気づいたときには手遅れということも少なく
ない。最低でも三年おきに眼科検診を受けるよう専門家は勧める。
 緑内障の患者数は潜在的な人も入れると二百万~三百万人とされる。日本緑
内障学会によると、このうち治療しているのは二割ほどに過ぎず、手遅れになる
ケースも多いという。一方の目の視力が衰えてきてももう一方の目が補うためな
かなか気づかない。しかも、最初のころは視力自体は落ちずに十年ほどかけてゆ
っくりと症状が進む。
 人間の視神経線維は約120万本おり、これらが束になったのが視神経だ。視
神経は一度死滅すると再生しないが、能力的には余裕かおり、視野に関係する
視神経線維全体の三〇%が死滅して初めて視野が欠ける自覚症状が出る。
 昨年度の厚生労働省研究班の調査では、失明原因疾患としては、緑内障が
二〇・七%で糖尿病網膜症二九・〇%)を抜いて最も多かった。 
 緑内障は眼球の中の圧力(眼圧)に視神経が耐えられず死滅することで発
症する。眼圧が21(単位はミリ水銀柱)を超えるとリスクが高まるが、平均値の目
安とされる15以下でも人によっては、視神経が損傷する場合かおる。
 特に日本人は眼圧が正囲内でも視神経に障害が起きる「正常眼圧緑内障」の
患者が緑内障のほぼ七割を占める。
 視神経は一度損傷を受けると元には戻らない。早期発見できれば眼圧を下げ
て病気の進行を抑えられる。眼圧を二割ほど下げると進行はほぼ止まり、視力を
維持できるという。
 最も有効とされるのが点眼薬。目の中を流れる防水と呼ぶ液体の流れや排出
を改善することで、眼圧をドげる。従来は三―四種を一日ニトェ回点眼する必要が
あったが、今ではI-ニ種類を一回だけで済むようになった。
 早期発見への有効な手段は定期的な検診だ。保険が利く眼圧検査や眼底検
査で、早期の段階でもほぼ見つけられる。眼科専門医の資格を持つ医師なら見
落とすことはまずないという。
 四十歳を過ぎたら三年に一回は眼科医の検査を受けるようすすめている。特に
血縁者に緑内障患者がいる人は毎年でも受けた方がよいという。
【緑内障の主な検査方法】
・眼底検査
瞳孔から兄を入れて眼球の申をのぞき、網膜や視神経の異常を諦る。検眼鏡を使うほか、カメ
ラで記録する方法などがある。神経線維が栄になった視神経乳頭がへこんだり人きくなっていた
りすれば、視神経が失われたことがわかる。
・眼圧検査
目に空気や前沢をあてて、角膜を変化させるのに必要な力から眼圧を見積もる。測定時間は数
十丿沙で済むが、脱出は一目の中でも変動するため、正確に把握するには、24時間以上繰り返
し脂足する必ガがある。
・視野検査
一点をにつめたときに視点を動かさずに見える視野の広さをコンピューターで測定する。兄が見
えたらボタンを押して合図する。脱出、眼底検酉で異常がなければ不要。NK2007
◆◆◆
奥歯
 きちんと手入れされた白く美しい歯は外見的に良いのはもちろんですが、その
ほか、健康面から見ても非常に重要です。たとえば奥歯が一木抜けると咀嚼力
が四〇%ダウンして、ものが食べにくくな句べす。また歯の内部には象牙細管
と呼ばれる無数の管があり、これらが「熱い」「冷たい」「柔らかい」といった
外部の刺激
◆◆◆
早期に発見
「抗がん薬の費用や通院費などを考えると、乳がんになって苦しむより自己検診
を含めてこまめに検査をして早期に発見するのが一番」と。
◆◆◆
体形と健康 の関係
 2005年5月29日(日曜日)
特に、欧米社会では肥満が大きな健康問題となっていて、一部のがん、心筋こう
そく、糖尿病などの死に至らしめる病気の大きな要因となっている。
 BMI(ボディ・マス・インデックス)という肥満度を測る指標がある。体重(♂)を身
長(討)の二乗で割った値だ。米国ではBMIの値が二五以上を過体重としてお
り、男女とも約七割。三〇以上の肥満の人も三割に達する。日本でも二五未満に
することが健康目標として掲げられている。
 ところが、われわれの疫学研究で意外な事実が判明した。日本人の場合、健
康維持のため、肥満対策一辺倒では総合的にマイナスとなりそうだ。
 四十―五十九歳の男女約四万人について身長と体重を調査し、その後約十年
間にわたって生死を追跡した。BMI別に七つのグループに分けて、その死亡率
を、たばこや体重の変化などの要因を統計的に補正しリスクとして計算した。
 その結果、死亡率が最も低かった23~24.9の人たちと比べて、三〇以上の
太り過ぎの人たちも、19未満の
やせすぎの人たちも、いずれも二倍ほど死亡リスクが高く、U宇型の関係を示
した。これは男女ともに認められ、太り過ぎも、やせ過ぎも健康には良くない。
 ここまでは予想がついたが、男性では、理想的といわれる二二が入るグルー
プから、リスクは上昇し始めた。逆に、高い方は二七未満まではリスクが上
がらなかった。
 日本人男性では、二七以上の肥満傾向の人の割合は約一割。一方で二三
未満のやせ傾向は四割を超える。社会全体で見ると、肥満対策よりもやせ対
策が優先されるべき課題ということになる。
 なぜ、やせすぎが危険なのかは不明だが、栄養バランスの悪さが考えられる。
人間が生きていくうえで最低限必要な栄養をきちんと摂取していない可能性があ
る。抵抗力が落ちてしまって、病気を誘発し死に至らしめるかもしれない。(国立が
んセンター予防研究 部長  津金品一郎)
BMIと肥満の判定 BMI 判 定 BMI 日本肥満学会
<18.5 低体重 
≧18.5~25> 普通体重 
≧25~30> 肥満1度 肥満 
≧30~35> 肥満2度 
≧35~40> 肥満3度 
≧40 肥満4度  2006AS
◆◆◆
肥満予防
には、食物繊維の多い食事をすることが大切だという。
 食物繊維を上手にとる方法として、
①野菜・果物・芋をたくさん食べる
精製度の低い玄米、胚芽米を食事にとり入れる
③脂質の多い食事は気をつける、などを挙げる。
野菜の1日の摂取量の目安は350g以上だという。
★★★
がん予防
野菜は毎食、果物は毎日を心がける。 食道や胃がん、循環器疾患予防に
・塩蔵食品・塩分の摂取は抑える。日本人で最も多い胃がん予防に有効である
のみならず、高血圧を予防し循環器疾患のリスクの減少にもなる。
熱い飲食物はなるべく控えることが、食道がん予防につながる。
・定期的な運動は、日本人で増えている大腸がんや乳がん予防に役立つ。例え
ば、ほぼ毎日合計一時間程度の歩行などの適度な運動、週に一回程度は汗を
かくような激しい運動をする。2006NK
★★★
歯周病予防
 日本人の場合、四十歳を過ぎるとおよそ八割が歯同病にかかっているとも言わ
れており、いねば国民需の一つ。
「食後の歯磨きは、どちらかといえば虫歯対策。歯同病予防となると、就寝前を
忘れずに最優先してほしい」。こうアドバイスするのは東京歯科大の角田正健教
授。食後、どんなに□の中をきれいにしたとしても、寝る寸前に口の巾を最善の
状態にしておくことが大切だ。
歯と歯茎にできたすきま (歯固ポケット)に歯垢がたまっていくと、いずれ歯
石ができる。こうなると家庭の歯ブラシだけでは太刀打ちできない。歯科医に
よる歯石除去治療が必要となる
 歯周病菌は、複数の細菌が塊状になって存在することで感染力を増すようにな
ると言われている。塊ができるまで三―四ヵ月かかる。「家庭の歯磨きで歯垢を
完全除去するのは難しい。月一回、歯科医で磨ききれない歯垢を取ってもらう
と歯周病予防の効果は絶大」と茂木悟道歯科医院(神奈川県藤沢市)の茂木
悟道院長は話す。2006NK


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国民病予防
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